解体工事現場で作業を担う働くクルマ!重機について解説
解体工事現場には解体作業員が働いています。そして、作業の効率化を図るために働くクルマや重機も活躍しています。解体工事は人の手だけでやろうとすると非常に大変なことです。
今回は、そのような重機について解説します。
重機の構造について
一般の方でも「油圧ショベルカー」くらいなら解体工事現場で見たことがあるはず。実際、現場でもっとも多く使われている重機です。「油圧ショベル」の構造は以下になります。
本体
運転手が乗る操作台で、さまざまな操作を行ったりする空間です。重機は自走式のものが多く「下部走行体」と呼ばれる部分と、操作パネルや運転レバーなどが設置された「上部旋回体」という部分でできています。人の身体でいえば、心臓部です。
アーム・ブーム
アーム・ブームは運転するオペレーターの操作によって目的の作業をするために腕を伸ばす装具です。人の身体でいえば、腕や脚です。
アタッチメント
アタッチメントは、操作された目的の動きを行うために腕につけられた指のような部品です。作業しやすいよう、さまざまな形のアタッチメントに付け替えながら、さまざまな作業を1台の油圧ショベルカーで行います。
アームの種類
解体する建物によって解体にパワーが必要になります。しかし、細心の注意を払う解体工事現場も少なからずあります。それだけに、パワーだけでなく、さまざまな作業をこなせるような造りになっているのも特徴です。
解体する建物が高層ビルのように高層階に及ぶなら、その位置までアーム・ブームを届けなければなりません。
ロングアーム
長いアームで、高い建物の解体工事に用いられます。※3階建て以上の高さに対応
ツーピースアーム
アームが通常よりも1つ多く取り付けられています。※5階建てほどの建物に対応
マルチブーム
高い建物の解体工事に必要不可欠になるブームで、50mほどの高さに対応。
アタッチメントの種類
建物を崩す解体工事。しかし、建物の建つ場所や周辺環境を考慮しなければ、二次被害も招きやすいので注意が必要に。安心安全に作業するため、重機にさまざまなアタッチメントを取り付けて作業を行います。
さまざまな種類があるアタッチメントによって、作業効率がグッと高まります。ここではよく使われるアタッチメントについて解説します。
カッター
刃が付いた挟むタイプのアタッチメントです。鉄骨や鉄筋の入るコンクリートを切断したり、圧砕します。主に鉄筋造やRC造の建物の解体工事に用います。
フォーク
解体したものを移動したり選別したり、細かい作業をする際に用います。
ブレーカー
鉄筋や石などを粉砕するアタッチメントです。主にコンクリート造の建物解体に用います。
スケルトンバケット
ザルみたいになっていて、コンクリートやガレキ、木材や土などをふるいにかけて分別できるアタッチメントです。
圧砕機
コンクリートなどを小さく粉砕するために用います。ブレーカーと同じ働き方のアタッチメントですが、叩くのではなく挟んで粉砕します。
対策について
解体工事現場は危険もつきものです。高所から瓦礫や鉄くず、コンクリートなどが落下するため、安全に作業しなければなりません。また、周辺環境に配慮し、砂埃などが立たないような対策も必要に。
重機メーカーによって安全装置は備わっていますが、安全管理は作業員(現場監督)に委ねられています。砂埃が立つことも考え、解体中は終始散水しながらの作業です。
砂埃などが周辺に飛び散らないように保護シートも張りめぐらせます。騒音や振動についても機能性シートを地面に敷くなどで対策します。
おわりに
解体工事現場では危険と隣り合わせで作業する作業員がいます。そのため、重機を操作するだけでなく、作業員の安全管理も徹底します。このような情報を知っておくと、解体現場の見方も変わるでしょう。
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