職人の技で思い通りの家づくりが実現できる造作工事とは
新築住居の建築には基礎工事、電気工事、設備工事、内装工事など、
さまざまな工程に分かれています。
その中でも建物のデザインや機能性の仕上げに大きく影響するのが「造作工事」という工程です。
そうは言っても造作工事とはどんな工程なのかピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、造作工事とはどんなものなのかを解説します。
造作工事とは
造作工事とは建物内部の工事で主に木材を使った施工を行う工程を言います。
また、造作工事を行う職人を「造作大工」と呼びます。
木造住宅の場合、基礎工事の後、上棟と呼ばれる柱や梁を組み上げる工程が行われます。
外壁工事が進むのと同時に、内部構造に電気配線やダクトの敷設、
断熱材の施工と造作工事が始まります。
この段階では建物の中はまだ柱があるだけの空間です。
そこに造作工事で天井や階段、間仕切壁、窓台、ドア枠などを取りつけていきます。
壁の中に断熱材が入ったらそこに石膏ボードや野縁を取り付け、
内装工事に入る前の段階にまで仕上げます。
つまり、造作工事は建物内部の柱だけの空間を壁や天井を取り付けて間取りを作り、
居住空間にする工事のことです。
造作工事が終われば壁にクロスを貼り、ユニットバスやキッチンを導入する内装工事を行い、
生活できる空間へと仕上げていきます。
造作工事の要は造作大工の技!
内装工事の仕上がりを左右するのが造作工事の出来です。
造作工事による土台がしっかりできているからこそ、内装でクロスを綺麗に貼ることができ、
床材を綺麗に敷いたり家具を寸法通りまっすぐ置くことができます。
とはいえ、木材は材質により硬さも違えば伸縮度合いも異なります。
ここが造作大工の腕の見せ所で、木材の性質を熟知し、
経験と知恵で建物のどこの部分にどの木材を使用するか、
湿度により材料が膨張した場合には現場で加工して組み上げていきます。
造作工事は装飾部分や作り付けの家具を除けば内装仕上げにより隠れてしまいます。
しかし、内装の土台となりますので、造作工事の仕上がりが内装の出来を左右します。
つまり、内装にこだわるのであれば腕の良い造作大工さんにお願いすることが必要不可欠となります。
家の内部は毎日見る部分ですので、しっかりとした大工さんに依頼することが大切です。
内装にこだわりたいなら造作工事が大切
最近では造作工事は組み立てが中心となり、造作材も既製品が数多く出回っているため、
造作工事の内容も変わりつつあります。
しかし、注文住宅で既製品をはめ込むだけでなく、
自分だけのこだわりを出したいと思っている方は意外と多くいます。
オーダーメイドの家具や一点物、ライフスタイルや空間の間取りにぴったり合った
作り付け家具を取り付けたい場合には造作工事を行うことで希望を叶えることができます。
例えばドアやドア枠のデザインを統一させてこだわりたい場合や
ちょっとしたワークスペースを作りたいなど
木造部分で家主のこだわりを実現させてくれるのが造作工事です。
腕の良い造作大工は細かい要望に合わせて臨機応変に対応してくれ、
自分だけの住まいを創り上げてくれるのです。
造作工事を依頼することでオリジナルのデザインが可能に
新築一戸建て建築の造作工事について解説しました。
造作工事は内装工事の土台ともいうべき木材を使った施工の工程です。
石膏ボードのような内装で隠れてしまう部分もあれば、
階段や窓枠、鴨居、時には建具に至るまでオーダーメイドで施工してくれます。
既製品を組み合わせるだけの家ではなく、デザインにこだわりたい、
生活面でこうなっていたらいいな、を叶えるのが造作工事ですので、
要望があったら造作大工さんに相談してみましょう。
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