建物解体工事 解体で出る廃棄物は許可なく処理できない!
建物解体工事にてさまざまなゴミが出てきます。これは廃棄物になりますが、許可なく処理できない物もあることをご存じでしょうか。今回は知っておいて損はない解体工事での廃棄についてお話ししていきます。
解体廃棄物とは
建物のみならず、道路舗装などを解体したときに出る廃棄物です。廃棄物としては、主に以下になります。
・コンクリート
・アスファルト
・材木
・レンガ
・石膏ボード
・屋根材や外壁材
・断熱材
などです。
なお、鉛やアスベストなど有害な廃棄物が含まれることがあるので、適した処理が必要になります。
解体廃棄物の種類
解体工事で出る廃棄物は、解体する物によって種類が異なってきます。
主な種類は以下です。
・木くず
・コンクリートガラ
・鉄くず
・プラスチック類
・紙類
・ガラス
・陶器
などに分けられます。
解体工事を行う際は、これら廃棄物を分別しながら作業します。
排出事業者について
解体工事にて発生する廃棄物。解体工事を行う業者が処理を行います。一見すると、建物の所有者が行うべきでしょうが、解体前の建物は「有価物」です。
解体業者が解体工事を行うから「廃棄物」になった…そのような解釈になります。なかには、不法投棄する悪質な解体業者もいるようですが、違法行為があった場合には依頼主でなく解体業者が処罰されます。
産業廃棄物について
廃棄物といっても、家庭で出るゴミ(一般廃棄物)と異なり、解体工事の場合には「産業廃棄物」も発生します。
産業廃棄物の種類は以下になります。
・燃え殻
・汚泥
・廃油
・廃酸
・廃アルカリ
・廃プラスチック類などです。
一般廃棄物は、私たちの日常生活から排出されるペットボトルや紙くずなどのゴミを指します。
産業廃棄物は、処理方法も異なります。責任については、産業廃棄物は排出事業者(解体工事業者)になり、一般廃棄物においては市区町村です。
解体工事で出る廃棄物
産業廃棄物は保管から収集運搬、処分という流れで処理が行われます。一貫して解体工事業者が処理する場合もあれば、委託して処分することもあります。最終処分として埋立処分が行われます。
解体廃材の処分費用について
建物の解体工事で発生した廃棄物。廃材処分費の相場については、1㎥あたり3,000円〜8,000円程度で、解体費用の約3割〜4割を占めると言われています。
なお、具体的な処分費は廃棄物の種類や解体工事業者によって異なります。あまりにも割高感ある費用であれば、相見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
許可申請
解体工事業者のなかには、先に伝えたように許可申請せずに解体工事を請負うケースもあれば、処分方法に問題が生じるケースもあります。
アスベスト除去工事については注意が必要に。厳しく処罰されることもあります。人体の健康被害が発生する、そのような可能性のある産業廃棄物を取り扱えるのは、廃棄物処理施設技術管理者です。有資格者が在籍していることにより、安心安全な作業が行えます。
資格や許可については解体工事作業前に、しっかり確認しておきましょう。不法投棄や一般の家庭ゴミとして処分されることのないように、管理者に処理方法について質問してみると良いでしょう。
まとめ
建物の解体工事には、さまざまな廃棄物が発生します。そのため、解体工事では廃棄物処理までが作業内容に含まれます。
危険性のある廃棄物もあるため、解体工事の過程を含め、抜かりなく確認作業しておきましょう。不安な場合には、実績豊富な専門業者に相談するのも良いでしょう。
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