数ある工事の種類の1つに、内装解体工事があります。

ただ内装解体工事がいったいどんな工事なのか、

すぐにはわからない人が多いのではないでしょうか。

そこで内装解体工事とはどのような工事を指すのか、流れや費用を中心に解説します。


内装解体工事とは何か

内装解体工事とは、一般的に内装の分解及び運搬を指します。

店舗が閉店したり新しくリニューアルする際に、この内装解体工事がおこなわれます。

たとえば店舗が閉店すれば、元の状態に戻さなければいけませんよね。

そのまま放置するわけにはいきません。

そこで内装解体工事をおこない、原状の回復を目指すのです。

店舗が営業している時はさまざまな内装がある状態ですが、

閉店したらそれらを撤去する必要があります。

小さい物から大きな物まで、1つ1つを挙げていけばキリがありません。

ただそのままにはできませんから、内装解体工事をおこなって開店する前の状態へと戻します。

店舗の閉店やリニューアルはよくあることですから、

街中でも内装解体工事をしている様子を見かけることがありますよね。

内装解体工事と聞いてもそれほどピンときませんが、

実際には日常的におこなわれている工事の1つです。

内装解体工事の流れ

もしも近隣に他の施設や店舗が隣接している場合は、

それらへの影響が最小限で済むように、まず養生をしっかりとおこないます。

たとえば施設が密集するショッピングモールなどで内装解体工事をおこなう場合は、

この養生が欠かせません。

また人がたくさんいる昼間はできませんので、この場合は夜間に内装解体工事をおこないます。

内装解体工事では、室内の壁にある装飾、照明、配線、配管などを手際よく解体していきます。

小規模だと内装解体工事の工期は1日のみの場合もありますので、

手際よくやらないと希望工期内に終わらせることができません。

天井にある装飾などは、脚立を使って地道に取り外します。

作業量が多くなる場合は、スタッフを分担させて適材適所で作業をおこなうのが効率的です。

また内装解体工事によって出た廃棄物を、適切に分別していくことも作業の一環です。

リサイクルできる場合は分別されますので、すべてが廃棄処分となるわけではありません。

このような流れが、内装解体工事の一例です。


内装解体工事の費用はどれぐらいかかるのか

内装解体工事の費用は、建物の種類や広さによってそれぞれ違ってきます。

たとえばどこにでもあるような一般的なオフィスビルならそれほど高くありませんが、

戸建住宅の場合は高くなりやすいです。

また当然ですが、広い場所の内装解体工事は費用がかさみやすいです。

たとえば10坪程度の内装解体工事なら10万円以下でできる場合もありますし、

50坪ある場合は150万円近くかかることもあります。

内装解体工事の費用はケースバイケースで変わってきますから、

費用がいくらぐらいになると一概にはいえません。

ただ内装解体工事の施工事例などを確認すれば、大まかな費用の見当をつけることは可能です。

また内装解体工事を請け負う業者に見積もりを出してもらうことでも、費用の目途が立ちます。

内装解体工事の費用がどれぐらいかかるのか、

いろいろと調べてからどうするか決めても遅くはありません。

後から悔やむことがないように、詳細まで調べてから決断するのが無難です。

まとめ

店舗の閉店やリニューアルは日常茶飯事ですので、内装解体工事はよくおこなわれています。

内装を取り外して運搬するのが内装解体工事ですが、

専門業者ならロスなくスピーディーに作業してくれるのが一般的です。

ただ内装解体工事にかかる費用にはバラつきがありますので、

その点はよく気をつけないといけません。

施工事例などを調べて費用の見当をつけながら、どうするべきか決断しましょう。