解体工事のその前に!状況を見極めるために現地調査が必要
解体工事を依頼する場合には、解体工事会社に連絡を入れるだけで、あとは建物をあっという間に解体してくれる…と思っていませんか。実際には、依頼してから解体工事を行う前に「現地調査」が必要になります。
では詳しく見ていきましょう。
解体工事の現地調査について
現地調査のひとつに「家屋調査」も含まれるのが一般的です。解体する建物との距離、地質などから、影響の生じる可能性のある建物を判別する必要もあります。そのための調査も行われます。
壊す建物のみならず、その建物の構造や規模にもよりますが、30〜40mほどの距離が調査範囲となることが一般的です。
現地調査と現場調査について
解体工事を行う前には現地調査が必要です。作業を行う前に事前に調査することを現場調査といいます。一方、現場調査は作業した場所の調査で、簡単にいうと施工前と施工後に別々の調査を行います。
家屋調査については近隣から促される場合もある
解体工事を請け負う会社にとって、安心・安全・信頼できる施工を目的に工事を行うため、解体業者から現地調査をはじめ、家屋調査を提案するのが一般的です。
ただし、大規模な解体工事となると、その影響を心配して近隣住民から「調査をしてほしい」と頼まれることもあります。それだけ不安要素の高い工事だと言えます。
現地調査の手法について
現場の状況を目で見て確認することになります。物件周辺、境界、建物の傷みやグレード、特徴的な箇所、設備などを確認します。では詳しく見ていきましょう。
まず、現場付近の道路状況を確認します。これにより、実際に使用できる車両・重機の種類を選定します。加えて、道路上で積み込み作業をするような状況下であれば、道路使用許可の取得も必要となります。
解体工事を行う際には、隣地とトラブルになることもあります。境界が曖昧であれば、所有物の判断ができかねます。ブロック塀を取り壊す前に隣地の所有物だったと分かれば、トラブル回避できます。
また、電線や電柱の確認も重要です。隣の電線や電話線が、解体する建物の壁を巻き込んで引き込まれているケースもあります。重機によって電線に物が引っかかっては事故に繋がります。そのような事態を避けるために現地調査を事前に行います。
現地調査にかかる時間
建物や敷地の大きさによって現地調査にかかる時間は異なります。少なくとも1日かかることはなく、約1時間ほどの調査と考えておくとよいでしょう。
施工について
解体工事の流れについては、事前に現地調査や家屋調査を行います。解体工事にどれほどの時間がかかるのか、スケジュール調整も行います。
依頼してからは、どのような解体工事になるのか、説明してもらいましょう。一般的には重機を使用して解体しますが、建物の立地条件によって重機の搬出入が難しい場合もあります。
その場合には、作業員による手作業での解体になることもあります。これによって解体工事費用に影響が出たり、工期も延びてしまいます。
費用については必ず見積もりを取りましょう。その際、なるべく一社ではなく複数社からの相見積もりを取ります。
それにより、簡単に費用を比較検討することができます。解体工事といっても関わる業者によって費用にバラつきがあります。詳細な内容の見積もりを出してくれる業者を選ぶことが望ましいでしょう。
おわり
解体工事を行うためには、周辺環境に配慮も必要になります。それだけでなく、万が一、トラブルが発生した場合に、状況を瞬時に把握し対応してくれるのかもポイントです。実績豊富な解体工事会社を選定することをおすすめします。
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