アスベストが含まれている建造物の解体工事は通常とは違い注意が必要となる
解体工事は、住む予定がない時や新しい家に建て替えをする時に行われる工事のことです。
解体工事は、建物を壊してから敷地に何もない状態にすること。リフォームなどで内装を変更する時に、建物の内部を壊して取り除く工事も解体工事になります。
解体と言われても、現在ある家を取り壊すということは分かりますが具体的にはどのように進められるのでしょうか。
解体と解体方法について
解体には、いくつかの種類があります。
これは、解体する場所によって分けられています。
建物だけの解体。外構の解体。
リフォーム工事をするにあたっての、内装部分の解体などです。
解体と言っても建物全体を取り壊すだけが解体ではなく、部分的に住宅の周りにある塀やブロックといった外構だけを壊す場合も解体です。
このように、建物の解体の規模はさまざまです。
また、一般の住宅の解体から大型のビルやマンション、工場など大規模な建造物の取り壊しなど規模に関わらず全てが解体と言われます。
建造物は、建物によって構造や建築方法が違います。
一般住宅は、木造、鉄骨造、RC造などが主流です。
解体を進める時は、建造物の構造に合わせた解体が必要になります。
必要な作業員の数や特別な工法を使用するため、解体する時の費用は建物の構造によって違います。
解体工事といっても、このようにさまざまな点で違いが生じます。
アスベスト問題
解体工事をする上で問題となるものにアスベストがあります。
アスベストは、1975年以前の建物、建築年数で40年以上のものに使用されている可能性があります。
アスベストが建造物に使用されていたのは、アスベストの優れた性能からです。
アスベストは、繊維状に変形している天然鉱物です。
アスベストは、石綿とも呼ばれています。
アスベストは、その優れている性能に着目され戦後の高度経済成長期に家庭用品や自動車の部品、建材などさまざまなところに使われていました。
アスベストの性質として次のようなことがあげられます。
曲げることや引っ張られることに強い。
耐熱性に優れている。熱や電気絶縁性を持っている。
耐アルカリ性や耐摩擦性に優れているといったことです。
このような優れた特徴からアスベストは、住宅の屋根材、外壁材、内装材、断熱材など幅広く使われていました。
しかし、アスベストによる人体への健康被害、アスベストの危険性が分かってからは住宅などへの使用が禁止されています。
アスベストが含まれている建造物の解体について
解体をする建造物に万が一、アスベストが使用されている場合は通常の解体とは作業内容が異なるため注意が必要です。
これは、作業内容やアスベストの含有建材の使用量など、さまざまな条件によって変わってきます。
アスベストが含まれている建造物の解体では、建物の事前調査が必要です。
建物の調査を行い、調査結果を資料として保管するとともに、工事箇所に掲示する必要があります。
次に、解体工事に伴い、事前に届出を行う必要があります。
届出の種類や届出先、期日は、作業レベルによって違います。
次に、近隣住民に対し告知を行います。
このような手順の後に、足場の組立て、アスベストの飛散防止剤をまく作業を行ったうえで、アスベストの除去作業が始まります。
また、除去されたアスベストは密封し保管され圧縮し容積を半分ほどに小さくさせたりします。
最後に、アスベスト除去に使用した器具に付着しているアスベストを除去し作業場所を清掃します。
このようにアスベストが含まれている建造物の解体作業では通常の解体とは違う作業手順が必要になります。
建造物の規模に関わらず、建物の取り壊しなどを解体と言います。
建造物にアスベストが使用されている場合には、アスベストの除去作業方法に準じた解体工事が行われます。
健康被害が報告されているアスベストの除去には細心の注意が必要となるでしょう。
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