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地盤を元通りに戻す!杭抜き工事の基礎知識


 

建物の解体工事で用いられる工法のひとつに杭抜き工事というものがあります。

普段生活している上でほとんど耳にしない杭抜き工事ですが、

土地を活用する上では非常に重要な意味を持ちます。

杭抜き工事は我々とも無関係ではありません。

土地を購入したときや引き継いだ土地を再活用するときなどに

大きく関わってくる可能性もありますから正しい知識を身につけておきましょう。

今回は、杭抜き工事の目的や費用など基礎知識について紹介します。

 

 

杭抜き工事とは

杭抜き工事とは地盤工事の一種で、地盤に埋められた杭を引きぬき撤去する工事のことです。

軟弱な土地に建物を建てる場合、そのまま建築してしまうと耐震性に問題があります。

そのようなケースでは軟弱な地盤の下にある固い地盤の層にまで届く杭を深く打ち込みます。

固い地盤まで届かない場合は摩擦により支持力を生み出す専用の杭を打ち込みます。

その杭を土台として上に建物を建てると、軟弱な地盤の影響をうけること無く

しっかりとした土台を持つ建築物が完成します。

軟弱な土地での建築を可能にする杭打ち工事ですが、

建物を解体し更地に戻すときは放置せず撤去しなくてはいけません。

そのまま杭を再利用して建物を建てるケースもありますが、

そうでない場合は杭を放置して埋め戻すことはできず撤去作業が必要になります。

杭抜き工事は解体で不要になった地盤に打ち込まれた杭を抜き取って撤去するための工事です。

全ての建物を解体撤去して更地にして転売する場合は杭抜き工事ですべての杭を処分する必要があります。

 

 

杭抜き工事の目的

杭抜き工事の主な目的は更地として転売するためです。

土地の売買にはさまざまな法規制やルールが存在します。

更地についても当然ルールが存在し、

地中に杭などが埋められている土地は更地として売却することができません。

杭を抜かずに埋め戻して埋没物ありと明記して売買することはできますが、

一般的に更地の方が活用の自由度が高く工学で売買されます。

杭がそのまま残っている土地は活用方法が限られるため

価格が下がるだけでなく書いて探しにも時間がかかるため、

よりよい取引のためにお金を払って杭抜き工事を行い

元通りの何も埋まっていない状態を回復し更地として売り出します。

杭抜き工事をしないでそのまま埋め戻すケースも少なくありません。

建物が撤去されても悔いはそのまま残ります。

残された杭は状態に問題がなければ再び基礎を支える土台として再利用可能です。

建物撤去後に新しい建物を建てる場合、

すでに埋まっている杭を利用すれば地盤工事の費用を大幅に節約することができます。

杭の本数や位置により建物の設計に制約が生じてしまうというデメリットはありますが、

杭打ち工事の費用が高額なことを考えると

必ずしも杭抜き工事で元通りに戻したほうが価値が上がるとは限りません。

実際に杭ありをアピールして売りに出されている土地も存在します。

 

 

杭抜き工事の相場

杭抜き工事の費用は杭の本数や長さ、

埋められている地盤や作業に使われる機材や重機の種類と数によって決まります。

土台として用いられる杭にはさまざまな種類があります。

古い建物では木材が使用されていましたが、現在では鉄骨やコンクリートなどが主流です。

杭打ち工事では基本的に撤去のしやすさは考慮されず

現場により杭抜き工事の難易度は大きく変わります。

一般的な杭抜き工事では杭1本の引き抜きにつき作業代金として3万~5万円程度がかかります。

一般的な住宅では20~30本程度埋められているので費用としては60~150万円程度必要です。

費用はこれだけではありません。

工事に必要な重機のレンタル料や引きぬいた杭の処分費用などに10万~15万円程度かかります。

全てを合計すると杭抜き工事の相場は70~170万円程度となります。

 

 

まとめ

杭抜き工事は普段目に見えない部分の工事ですが、かなりの費用がかかります。

杭は必ず抜かなければいけないというものではありません。

本当に杭抜き工事が必要なのかどうか、現場の状況や損益などを総合的に考慮して判断してください。

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